2016/8/15(月)
3泊4日お世話になった達古武オートキャンプ場をチェックアウトして、羅臼オートキャンプ場まで移動します。
生憎の雨の中、トコトコと走りお昼前に中標津町まで来ました。
スーパーで今後数日分の食料を買い込んで、トレーラーの小さい冷蔵庫に詰め込みます。
こんな時冷凍冷蔵庫が付いているキャンピングカーって便利だなって思いますよ。
ついでにスーパーの駐車場でロイのお散歩をして、雨で濡れた服を脱がせた時に気付きました。
はっ、腫れてる!
ロイの体の左側がボコッと盛り上がり固くなり、何かに咬まれたような2つの穴から血が出てるぅぅぅぅぅぅ
(ㅇㅁㅇ)!!!!!!!
速攻で「中標津町 動物病院」で検索し上から順番に電話します。
お盆休みなのかお昼休みなのか電話に出てくれません。
3軒目で電話が繋がり、事の次第を話すと『今からオペに入るから今すぐ来てくれるなら診ます。』と神対応◆◆◆
www.yamadavet.jp
診察の結果、虫に刺さされたか何かの毒が入って中で炎症を起こし膿が溜まってる状態。刺された若しくは咬まれたのはおそらく北海道に来る前、宇都宮にいる時だろう、と。
膿を出す処置後
まだ膿が残ってて腫れているけど抗生剤で収まってくる、との事で宇都宮に帰るまでの分のお薬を頂きました。
このまま旅行を続けても全然OKって先生の口から言ってもらえたし、何よりロイが全く痛がったり痒がってなくて本当に良かった(^^)
この後しばらくは抱っこしたり圧迫すると、残ってる膿がドロッと出てきました。
お陰様で宇都宮に帰る頃には腫れも収まりました。
病院でタイムロスになったので、お昼ご飯はコンビニのおにぎりを食べながらの移動です。
40分位走ったかな?
お次の観光地はこの世の果てと言われている『トドワラ』です。
トドワラって?
江戸時代中期までトドマツやエゾマツからなる原生林だったけど、地盤沈下と海面上昇が原因で、年々海水に浸食されて原生林が立ち枯れてったトドマツの墓場
トドワラに行く手前に『ナラワラ』もあります。
ナラワラもトドワラと一緒。
トドワラはトドマツで、ナラワラはミズナラ、 ナナカマド、ダケカンバ、エゾイタヤなど数種類。
カタカナ多いな···
トドワラは赤丸の中、野付半島にあります。
ちょっと拡大
さらに拡大
野付半島って面白い形してるでしょ。
全長26kmの日本最大の砂嘴(さし)です。
砂嘴(さし)って?
沿岸流という海岸近くの波が運んできた砂が、静水域で鳥の嘴(くちばし)みたいな形に堆積した場所。
右手に野付湾、左手にオホーツク海、左右に海を見ながら道道950号線をずっと走ります。
運転してるパパの向こう側に注目!
これね、これ。赤丸の中。
これが『ナラワラ』
ナラワラは手前に海水があって近くまで行けません。
この距離が限界。
トドワラに行くには野付ネイチャーセンターに車を止め、そこからは徒歩です(片道1.3km 約30分)
野付ネイチャーセンターは大型車枠もあるからキャンピングトレーラーでもOK
センター内はペット禁止でした。
野付ネイチャーセンターからトドワラへ続く道を撮影した画像···
分かりにくいね。
駐車場に車を止めた時は、猛烈な強風でした。
それでも「この世の果て」と呼ばれる場所が見たくて歩きます。
足取りが軽いロイロイ
楽しそ~
ずっと車に乗りっぱなしだし病院で恐い思いをしたから、ここでいっぱい歩いてもらおう!
と思ったら
匂いチェックに忙しくて先に進まない。
パパさん『Come』のコマンド。
ロイ、走る。
あっ、また止まってる(ーー;)
またComeのコマンド⇒走る⇒止まる⇒Come⇒走る⇒止まる⇒・・・
こんな事を繰り返し、トドワラに着く頃には歩き疲れて
抱っこ
ペットスリング持ってきて良かったよ。
これから先、そして駐車場に戻るまで6.2kgを小脇に抱えて歩く私。
母は強し。
雨混じりの超強風の中、柵も手すりもない木道を歩きます。
画像で見るよりかなり高いです。
「軽いから飛ばされちゃうぅぅぅぅ」なんて、オバチャンくさい冗談言ってる余裕は無し。
横風凄すぎ!
落ちても死にはしないだろうけど、ロイもいるし絶対落ちたくない。
1歩1歩踏ん張って歩きました。
そしてこれが『この世の果て、トドワラ』
浸食が進んでて立ち枯れたトドマツが少なくなってたです。
期待するほどではなかったけどそれでも見れて良かった。
年々浸食しているので、いつか完全に見れなくなります。
それはきっとそんな遠くないはず·····
そしてまた雨混じりの超強風の中、来た道を戻ります。
自然の凄さを目でも体でも感じられました。
★私のスマホカメラ画像と文章ではトドワラやナラワラの荒涼さが伝わらないので人頼みです。
ネット徘徊してる時に見つけたこちらの記事がわかり易かったから、リンクを貼らせて頂きました。
野付崎(野付半島)のナラワラ・トドワラ撮影。陸地が死にゆく場所。 | 一眼レフカメラ・写真初心者のカメラブログ
leo-roy