2016/8/16(火)
知床五湖⇒ウトロ漁協婦人部でランチ⇒知床世界遺産センターの続き。
午後は、船上から知床を観光(≧∇≦)
知床クルーズには船会社によって、大きな船から小さな船まで、ペットOK or NGまでいろいろです。
大きな船だと揺れが少ないし船内も快適。ただし岸壁近くまで寄ってくれません。
小さな船だと揺れます。揺れが酷くてシャッターが押せないってネット情報も。でも、岸壁近くまで寄ってくれます。
ペット連れの我が家が、小型犬乗船OKで見つけたのがこの3社
ゴジラ岩観光
ドルフィン
知床観光船
探せば他にもあると思いますよ。
中型犬&大型犬オーナーさんの参考にならなくてスミマセン。
とりわけこの3社に料金やサービスに差がなかったので、電話応対が女性の方で話しやすかったゴジラ岩観光に決めました。
ゴジラ岩観光の近くにあるゴジラ岩。
うん。ゴジラに見えるね。
ゴジラ岩観光は、お店の前で予約順に名前が呼ばれて1列に並びます。そこからゾロゾロと1列になって船場まで歩いていき(5分もかからない)、そのまま乗船。
そう。
早く予約した人から好きな席に座れるシステム。
ウトロ側のツアー(羅臼側のツアーもある)なら、右側に座る事。進行方向右手に知床の岸壁が見えるから。
雨天時に2F席は屋根がないかと思ってたけど、幌が張ってありました。
カッパ着て耐え忍ぶんだと思ってた。←バカ
ちなみにどんなに早く予約しようが、ペット連れの乗船は一番最後です。
そしてデッキのみです。
でもいいの。
ロイと一緒に乗れるなら(ˊ˘ˋ)♪
この日は雨が降ったり止んだり、風も強かったので、ロイをタオルに包んで守ってあげました。
今回は、ウトロ側で一番短い硫黄山コース
※ゴジラ岩観光HPより画像拝借
知床は、アイヌ語で『シリ・エトク-大地の先端-』
シリ···陸地・大地
エトク···先端
火山活動で出来た半島です。
知床半島の中央を知床連山がつらぬいてます。現在の活火山は羅臼岳と硫黄山の2つ。
まずはフレぺの滝
フレペとはアイヌ語で『赤い水』
高さ約100mの切り立った断崖の途中から地下水が染み出し、海へと直接流れ落ちる滝です。年間を通して水量が少なく、シトシトと流れ落ちる様子から別名『乙女の涙』って呼ばれてます。
「 硫黄や鉄分を含んでいるため赤く見える」とか「夕日が映り込んで赤い」とか諸説あるけど、実際は透明な滝でした。
岸壁に、スゲーッと感心してると
次に現れるは湯ノ華の滝
フレぺの滝(乙女の涙)と同じく、断崖の途中から染み出ている滝。フレペの滝側からこの滝は死角になって見えなくて、フレペの滝に背を向けて流れ落ちていることから男は黙って背中で泣くってことで、別名『男の涙』
誰がネーミングつけたんだろう?アイヌ人?いろいろ考えるもんだね。
所々、鮭や鱒の定置網があるので、船は定置網を避けるために蛇行しながら進みます。小型船ならではですね。
岸壁に近づくと海はこんな色。
きれい~
船のスピーカーから、ガイドさんの説明が聞こえます。
ずっとずっといっぱい説明してくれてたけど、風の音とエンジン音でちょっと聞き取りにくかったです。
見てるだけでも飽きないけど、やっぱ説明してもらうと益々感動するから説明聞きたかった・・・
きっと1Fキャビン内では、よく聞えているのかもね。
象岩
見たまんま。象の鼻に見えるから。
クンネポール。アイヌ語で『黒い穴』
波や流氷によって浸食されて出来たそうです。コウモリが棲んでたり、ツバメなどの集団繁殖の場になってるそうですよ。
岩尾別川の河口付近
ちょっぴり見えるのが知床では数少ない砂浜。3ヶ所位しかないんだって。
この雰囲気、映画「ジュラシックパーク」に出てきそう。
こけし岩
こけしの頭が傾いているように見えるでしょ。噴火の影響だって。この頭ね、本当に乗ってるだけ。地震とかで頭が落ちないか見張ってるそうです(笑)
岸壁に近づくと変わる海の色。
こっちの色の方が好きだな。
五湖の断崖
この岸壁の上に知床五湖があります。
数時間前にこの上を歩いてたのかと思うと不思議。
知床五湖から地中に入った水が岩壁から染み出して絶えず濡れている為、苔が生えてます。海岸の崖では珍しい光景だそうです。
ワシの鼻
左側がクチバシって事だよね?
ここからは定置網を避けてグルッと大回り。
滝が見えるけど、船のエンジン音で説明が聞こえなかった。
名前の知らない滝ですか~♪♪
名前の知ら~ない
(た)きにぃなるでしょおー♪♪♪
ここら辺で船を止めてヒグマ探し。
スタッフが双眼鏡で探してくれたけど、結局見れなかった・・・
。゚+(。ノдヽ。)゚+。
柱状節理(ちゅうじょうせつり)
柱状···柱のような形
節理···規則正しい割れ目
柱状節理って、溶岩が冷えて固まる時にできるヤツね。
自然って面白い。
知床の岸壁がいろいろ違うのは、岩の性質が違うからだそうです。
カムイワッカの滝
カムイ··神
ワッカ···水
で、そのまんま神の水って意味。
硫黄成分を大量に含んでいて人間には飲めないから「神だけが飲める水なんだーっ」て事で、この名前が付けられました。
ここで言う神って、魔神とかそっち系の神です。
知床硫黄山から流れてるカムイワッカ川の終点で、ここから1km上流にはカムイワッカ湯の滝(温泉の滝を登って秘湯に入るってヤツ)があります。
カムイワッカの滝のちょい先にあるガタガタの岩を見て、硫黄山コースは終了。
お天気が良ければ、もっともっとダイナミックに感じるんだろうね。でもまぁ欠航しなかっただけ良かったよ。ここまで来て乗れなかったら酷です。
所要時間約1時間10分。
大人3300円、小学生まで1650円。
ゴジラ岩観光のHPに割引券があります。ってか、この記事を書くにあたり料金を確認しようと思ってHP見たら気付いたよ。
損しちゃった(大泣)
帰路の船で・・・
パパにも子供達にも、もっと先まで行きたかったと文句を言われた。
なんだよ( ̄3 ̄#)
予約する時は私に丸投げだったクセにさっ
この日最後のアクティビティは、オロンコ岩に登ります。
知床クルーズが終わったのが夕方。
すでに一同お疲れで、「もう登んなくてもいいんじゃない~?↓↓↓」ムード全開。
ん~
でもせっかくここまで来て、目の前に目的の岩があるのに·······
やっぱ登りたい!
で、私の鬼の一言(。 ー`ωー´)『行くよっ!』
みんな無言で登ります。
オロンコ···アイヌ語で『そこに座っている岩』
ある日ある時アイヌ族が作戦会議をしました。
きっと酒を飲みながら知恵を出しあったり、文句タラタラ言ってたのでしょう(勝手な推測)
そしていよいよ作戦決行です。
夜中、海岸にある海草を集めてクジラの人形を作り、その人形に川から獲ってきた魚をくくり付け、海に浮かべました。
夜が明けると鳥たちがクジラの人形に付いている魚を食べにわんさか集まります。
その光景を島の上から見ていたオロッコ族は、『Oh!弱った鯨がいるぞー!!』と島の上からみんなで降りてきて、鯨を捕獲しようと走ります。
その時です。
岩かげに隠れていたアイヌ族が一斉攻撃して、あっという間にオロッコ族をやっつけたそうな
めでたしめでたし
ちょっと前置きが長くなっちゃった
( ̄▽ ̄;)
オロンコ岩は高さが60m。
170段ほどの急な石段を登ります。
階段が急すぎてロイは登れず抱っこでした。おかげでまったく写真が撮れなかった···
なので他力本願。
※So-netブログ【とんちゃん日記】より画像をお借りしました。
階段は1段が高くてしかも急です。
途中で引き返すとしても降りなくちゃならないので、膝や腰に不安のある方は気を付けて下さいね。
頂上
やっぱ頑張って登って良かった。
ウトロの町が一望できました。
※キャンピングトレーラーの方へ
当初の計画では、キャンピングトレーラーを連結したままウトロに行って「道の駅うとろシリエトク」に止めようと思ってました。小心者で心配性で正直者な私は、道の駅に電話してお願いしてます『キャンピングトレーラーを1日中駐車しててもいいですか?』と。『この電話で良い悪いとは言えないが皆さんそうしてますよ。ただし、時期が時期だし大型車枠が絶対に空いてるとも限らないし予約は出来ません。』との返事。
もう1つの案が、ウトロ港近くの国設知床野営場でキャンプするって考え。
しかしキャンピングカーは予約不可で、当日空いているスペースがあれば利用可能ってキャンプ場の人に言われました。
結局、安全確実に行こうって事になり羅臼側でキャンプ場を予約しヘッド車だけで観光したって訳です。
羅臼側でキャンプするって事は、知床峠を往復して翌日の移動でもまた知床峠を通る、キャラバンには無駄な動きになります。
今回8/16のお盆終わり、夏休み中に行ったけど、道の駅の大型車枠はキャンピングカーや普通乗用車でいっぱいでした。
国設知床野営場に隣接する『ウトロ温泉 夕陽台の湯』を利用したついでに国設知床野営場を見学してきたけど、その時だとキャンピングトレーラーは止められない感じでした。
ほんの少しだけど参考になれば幸いです。
leo-roy