今は、お盆旅行の移動中。大雨です。。。
先程から宇都宮市には緊急避難勧告が出されていて、スマホがピーピー鳴っています。
土砂崩れの恐れありだって。災害になりませんように。
今年は山&海でお盆を迎えるんだけど、アブが凄いらしいので、いろいろと調べました。
過去にアブに襲われた出来事
過去に何度かアブに襲われて、パニックになった経験があります。
特に覚えているのが、北海道を車中泊しながら観光していた時の事。
(この時はアルファードで、キャンプ場だったり道の駅だったりを転々としながら、10日間のキャラバン。
テントにキャンプ道具に着替え等で大荷物だった。もうやりたくない。)
某温泉施設の駐車場に車を止めたと同時に、フロントガラスにもボンネットにも100匹以上のアブが止まり、車外には出られないし子供達は怖がって泣くし…
その光景はまるでホラー映画。。。
で、結局その温泉は諦めました。
別の日には、旦那と子供達が先にお風呂から出て車で待っていた時に、やはり車がアブに取り囲まれてしまいました。
その後、私がお風呂から出て車に向かうも、アブが入りそうでドアを開けられません。駐車場内で車を全速力で走らせても奴らはついてきます。
一瞬のタイミングで車に乗り込んだけど、1匹は車内に入っちゃった。それはもう大騒ぎさっ!
敵を知る
集団で車に襲ってくるのは主に「ウシアブ」という種類
他には「アカウシアブ」、「イヨシロオビアブ」がいます。
出典;アカウシアブ
出典;07 ハエ・アブの仲間: 23 イヨシロオビアブ(オス)
太陽の熱などで暖められた車と排気ガスの二酸化炭素が原因で、車を牛と間違えて襲ってくるのだとか
蜂は自己防衛のために人間を刺すから、こっちが大人しくしていれば刺されるのを防ぐことも可能。
それに対しアブは生きるために人間の血を吸うので、何もしなくても襲ってくる厄介なヤツ
ウシアブの性質
- 北から南までほぼ全国的に生息し、7月~9月によく見られる
- 雑木林や渓谷など水辺の付近、家畜施設、糞尿がある不衛生な場所に多い
- 昼行性
- 早朝や夕方が基本的な活動時間
- 奴らは湿気が大好き
- 湿度の高い日や曇り、雨の日は、時間に関係なく襲ってくる
- お酒を飲んでいる人ほど襲われる(体温が高くなったり二酸化炭素の排出量が増えるから)
- 筋肉が発達し自由自在に飛行可能
- 動くものを追いかける性質がある
- 牛やイノシシの皮膚が薄く毛が少ない脚を刺すことが多いので、人間も下半身を刺されやすい
- 人を含む哺乳類を襲うのはメスだけ(蚊と同じ・産卵のためにタンパク質が必要だから)
- 赤、黒、青、白にはアブは集まるが、黄色系には来ないらしい
- 一般的な虫よけスプレーは効果なし
- 種類によって好む餌が異なるが、哺乳類などの生き血、人を含む動物の糞尿、昆虫などを食べる
- アブの中には糞尿に産卵する種類もおり、衛生害虫として指定されている
アブに刺されたらどうなるの?
激痛のあと、激しいかゆみが続き、大きく腫れることが多いです。
蚊に刺されとはレベルが違います。
掻きむしることによって、二次感染を引き起こし、トビヒ(伝染性膿痂疹)になる場合もあるので要注意!
アブ対策!できる事は何でもやっておこう!
エンジンを止める
アブがいる所に車を止めるとすぐに、車がアブに襲われます。そんな時には車のドアを開けずに
エンジンを止めて最低でも5分以上待ちましょう。
すると嘘のようにアブがいなくなります(保証はできないけど)
別の車が入ってくればそっちに行くこともあります。
車からアブがいなくなっても、周辺に奴らは潜んでいます。
車から降りる時には、それなりの準備をしておく事が大切。
ハッカ油スプレーの利用
市販の虫よけスプレーは効果がないので、自作でハッカ油スプレーを作ったり、原液を布などに直接垂らして寄せ付けない工夫が必要。
アブの天敵「オニヤンマ」の偽物をぶら下げる
登山者や渓流釣りをする人がよく使う方法。
リアルすぎるのも逆に気持ち悪くて嫌だって時には、オニヤンマのフィギュアの代用で、黄色と黒のトラロープを10㎝程度にカットしぶら下げるのも効果的
他に気を付けること
- 車外でウロウロする時には肌を露出しない
- ハッカ油スプレーをこまめにスプレーする
- アブは服が薄いと、服の上からでも刺してくる
- アブが来て追い払おうとして手をブンブン振り回すと、余計にアブが寄って来ることも。騒がず慌てずが大事
刺されてしまったら
騒がない。騒ぐと体内で毒の拡散が早くなる
ポイズンリムーバーで毒を吸い出す。早ければ早いほど効果的。できれば2分以内!
ポイズンリムーバーがなければ、患部を流水でよく洗う
痒みや腫れを抑えるために冷やす
抗ヒスタミン剤成分を含んでいるステロイド系の塗り薬を使う
おすすめのステロイド系の塗り薬
フルコートf(田辺三菱製剤)のステロイドは【フルオシノロンアセトニド】
ベトネベートN(第一三共ヘルスケア)のステロイドは【ベタメタゾン吉草酸エステル】
どちらもステロイドの中では、真ん中のランク《強力》に属しています。
ステロイド系の軟膏は、通常の使用範囲を超えて使い過ぎると副作用がでますが、アブなど毒性のあるものに刺された場合は、一般的な虫刺され用の塗り薬ではたちうちできません。
備えあれば憂いなし!ですよ